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1

・あをによし奈良の都にたなびける
 天の白雲見れど飽かぬかも

万葉集巻15
3602

奈良市庁舎前庭万葉歌碑

2

・わが背子とふたり見ませばいくばくか
 此の降る雪のうれしからまし

万葉集巻八
1658

東大寺境内万葉歌碑

3

・見渡せば春日の野辺に霞み立ち
 咲きにほへるは櫻花かも

作者未詳
万葉集巻十1872

奈良公園登大路万葉歌碑

4

・うつせみは数なき身なり山川の
 清けき見つつ道をたづねな

大伴家持
万葉集巻二十4468 

大安寺境内万葉歌碑

5

・いにしへの古き堤は年深み
 池の渚に水草生ひにけり

山部赤人
万葉集巻三378

法華寺境内万葉歌碑

6

・白珠は人に知らえず知らずともよし知らずとも
 吾れし知れらば知らずともよし

元興寺僧
万葉集巻六1018

元興寺境内万葉歌碑

7

・はね蘰今する妹をうら若み
 いざ率川の音の清けさ

作者未詳
万葉集巻七1112

率川神社境内万葉歌碑

8

・君に恋ひいたもすべなみ奈良山の
 小松が下に立ち嘆くかも

笠女郎 
万葉集巻四 593

狭岡神社境内万葉歌碑

9

・東の市の植木の木足るまで
 逢はず久しみうべ恋ひにけり

門部王 
万葉集巻三 310

辰市神社境内万葉歌碑

10

・月立ちてただ三日月の眉根掻き
 日長く恋ひし君に逢へるかも

大伴坂上郎女 
万葉集巻六 993

佐保川堤万葉歌碑

11

・ふりさけて三日月見れば一目見し
 人の眉引き思ほゆるかも

大伴家持 
万葉集巻六 994

佐保川堤万葉歌碑

12

・經もなく緯も定めず未通女らが
 織れる黄葉に霜な降りそね

大津皇子
万葉集巻八1512

正暦寺境内万葉歌碑

13

・すめろきの御代栄えむと東なる
 みちのく山に金花さく

大伴家持
万葉集巻十八4097

東大寺真言院境内万葉歌碑

14

・大き海の水底深く思ひつつ
 裳引き平らしし菅原の里

石川女郎 
万葉集巻二十4491

喜光寺境内万葉歌碑

15

・寺々の女餓鬼申さく大神の
 男餓鬼賜りてその子産まはむ

池田朝臣 
万葉集巻十六3840

がんこ一徹長屋万葉歌碑

16

・相思はぬ人を思ふは大寺の
 餓鬼の後に額つくがごと

笠女郎 
万葉集巻四 608

がんこ一徹長屋万葉歌碑

17

・春日なる三笠の山に月も出でぬかも
 佐紀山に開ける櫻の花の見ゆべく

作者未詳 
万葉集巻十 1887

高の原駅前広場万葉歌碑

18

・高円の秋野の上のなでしこの花
 うらわかみ人のかざししなでしこの花

丹生女王
万葉集巻八1610

奈良佐保女学院短期大学万葉歌碑

19

・秋の野に咲きたる花を指折り
 かき数ふれば七種の花

山上憶良 
万葉集巻八 1537

春日大社境内万葉歌碑

20

・萩の花をばな葛花なでしこの花
 をみなへしまた藤袴あさがほの花

山上憶良
万葉集巻八 1538

春日大社境内万葉歌碑

21

・あしひきの山行きしかば山人の
 われに得しめし山つとぞ此れ

先太上天皇
万葉集巻二十4293

円照寺境内万葉歌碑

22

・あしひきの山に行きけむ山人の
 心も知らず山人や誰れ

舎人親王
万葉集巻二十4294

円照寺境内万葉歌碑

23

・水沫なす微き命も栲縄の
 千尋にもがとねがひ暮らしつ

山上憶良
万葉集巻五902

五劫院境内万葉歌碑

24

・をみなへし佐紀沢に生ふる花かつみ
 かつても知らぬ恋もするかも

中臣女郎(いらつめ)
万葉集巻四675

水上池畔万葉歌碑

25

・春の野にすみれ採みにと来し吾れぞ
 野をなつかしみ一夜宿にける

山部赤人
万葉集巻八1424

和楽園万葉歌碑

26

・佐保川の清き河原に鳴く千鳥
 かはづと二つ忘れかねつも

作者未詳
万葉集巻七1123

佐保川「水辺の楽校」万葉歌碑

27

・沫雪のほどろほどろに降りしけば
 平城の京師思ほゆるかも

大伴旅人
万葉集巻八1639

五条町秋篠川畔万葉歌碑

28

・春雨のしくしく降るに高円の
 山の桜はいかにかあるらむ
・山吹の咲きたる野辺のつほすみれ
 此の春の雨に盛りなりけり

河辺 東人(あづまひと)
万葉集巻八1440
高田女王
万葉集巻八1444

松伯美術館万葉歌碑

29

・うらうらに照れる春日にひばりあがり
 情悲しもひとりしおもへば

大伴家持
万葉集巻十九4292

氷室神社万葉歌碑

30

・秋萩の散りのまがひに呼び立てて
 鳴くなる鹿の聲の遙けさ

湯原王
万葉集巻八1550

手向山八幡宮境内万葉歌碑

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